Wednesday, February 6, 2008

プレナス、「ほっかほっか亭」とのFC解約を正式発表

プレナス、「ほっかほっか亭」とのFC解約を正式発表

 持ち帰り弁当店で最大手のプレナスは6日、「ほっかほっか亭」の営業権を管理するほっかほっか亭総本部(東京・港)とのフランチャイズ(FC)契約を解約すると正式に発表した。12日に新ブランド名を公表する。5月15日から九州や東日本など23都道県で新ブランドの弁当店チェーンの運営を始める。

 両社は経営手法を巡って対立し、プレナスは5日までに運営の自主性を認める回答がなかった場合はFC契約を解約すると総本部に通知していた。少なくともプレナス直営の約1000店が新ブランドに移行する。今後、プレナス傘下の残りのFC店約1200店を巡って、総本部側との争奪戦が展開されるとみられる。(14:06)

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プレナス、「ほっかほっか亭」離脱・独自ブランドで運営

 持ち帰り弁当店最大手のプレナスは「ほっかほっか亭」チェーンから離脱し、独自ブランドでの運営に転換する。同ブランドの営業権を管理するほっかほっか亭総本部(東京・港)と運営手法についての対立が深まり、解決に向けた交渉が決裂したため。今後、両社は弁当市場で競合することになる。

 「ほっかほっか亭」は全国に約3500店。プレナスは総本部とフランチャイズ(FC)契約を結び、東日本と九州で自社のFCである加盟店を合わせ、このうち約2200店を運営している。西日本では総本部の親会社であるハークスレイが約1000店を運営する。(10:26)

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ほっかほっか亭、加盟店争奪戦に・総本部とプレナス

 持ち帰り弁当店「ほっかほっか亭」のフランチャイズチェーン(FC)加盟店を巡り、同ブランドの営業権を管理するほっかほっか亭総本部(東京・港)と、東日本と九州で同ブランドを展開するプレナスが争奪戦を繰り広げている。両社は運営手法で対立し、プレナスが総本部との契約を解除して独自ブランドを立ち上げることが事実上決まっている。

 争奪の対象となるのはプレナスが運営する店舗のうち、直営店を除く約1200店。(26日 09:13)

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ほっかほっか亭とプレナス、お弁当をめぐる戦いは泥沼化?
MarkeZine編集部
2008年02月07日 12:35

 「ほっかほっか亭」のフランチャイズに参加している多くの店舗の離脱問題にまで発展した、業界トップの弁当チェーンの問題は、これまでの経緯から両社一歩も譲らない状況だ。

 プレナスは、2月5日までに株式会社ほっかほっか亭総本部(ほっかほっか亭)との和解交渉で有意義な進展がなければ、北海道から九州まで、幅広い地域で展開していた店舗すべてについて契約を解除するという、1月15日の取締役会決議にしたがって、解約通知書をほっかほっか亭に発送した。

 プレナスはとほっかほっか亭の間では、2004年のプレナスによる「ほっかほっか亭」「Hマーク」についての商標出願を発端とする損害賠償請求訴訟が係属中。2006年にハークスレイがほっかほっか亭の筆頭株主となって以降、従来の経営姿勢に大きな方向転換があり、プレナスは各地区本部の権限が制限されるようになったと主張していた。

 プレナスが、ほっかほっか亭との契約を解約するのは、九州地域、北海道地区、宮城地区、山形地区、福島地区、栃木地区、埼玉・群馬地区、神奈川・千葉地区、東京地区、新潟地区、山梨地区、長野地区、静岡地区で、解約日は5月14日としている。プレナスは今後、「ほっかほっか亭」の商標にこだわらず、新ブランドの創設に踏み切るとしている。

 ほっかほっか亭側は今回のプレナスの措置はまったく受け入れらないとして、今後はチェーンを離脱した直営店と加盟店に1年間の競業避止義務があることなどを理由として、プレナスに法的措置を検討するとしている。また、加盟店からは、ほっかほっか亭に対して、プレナスに支払った加盟金などを返してほしい、ほっかほっか亭に残りたいなどの要望があるという。両社の間の溝はまったく埋まっておらず、今後も混乱が続きそうだ。

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