Tuesday, April 8, 2008

中国野菜輸入44%減・3月輸入検査、ギョーザ事件響く

中国野菜輸入44%減・3月輸入検査、ギョーザ事件響く

 農林水産省が7日発表した輸入検査実績(速報値)によると、3月第1週から第4週(2―29日)の中国産の野菜の輸入検査量は、前年同期比44.5%減の2万4680トンだった。中国製冷凍ギョーザの中毒事件を背景に、中国産野菜の需要が冷え込んでいることや、中国側が輸出時の検査を強化していることなどを受け、2月(同32.4%減)に比べて、落ち込み幅が拡大した。

 品目別では、タマネギやネギ、ショウガなど、輸入量の多い野菜で軒並み大きく減った。ただ、週次ベースでみると、第4週(23―29日)は前年同期比で34.0%減。16日から22日までの第3週(同48.9%減)からは、減少幅が縮小した。

 中国政府が品質管理を徹底した企業の輸出を容認し始め、持ち直しの傾向にあるとの見方もある。ただ、農水省の白須敏朗次官は7日の記者会見で、「野菜の輸入が元に戻るとただちに判断するわけにはいかず、価格動向を注視したい」と述べるにとどめた。

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